三遥とは何か
配電網監視システムでは、配電網自動化端末が調度にリアルタイムの遥信、遥測情報を送信し、同時に遥控を通じて現場のスイッチの開閉操作を行う必要があります。これが私たちが言う三遥です。
1. 遥信
遥信とは、状態量のことで、スイッチの位置、地刀の位置、蓄電状態、ハンドルの遠方 / 現地、保護動作 / 警報などが含まれ、実遥信と虚遥信に分けられます。スイッチの位置などは補助接点から取得された信号が実遥信であり、過電流警報などは自動化端末が合成、計算して発信する信号が虚遥信です。
2. 遥測
遥測とは、アナログ量のことで、電圧、電流、電力、力率、蓄電池電圧などのデータが含まれます。その中で、電圧、電流、蓄電池電圧は二次接続を通じて現場自動化端末に直接収集され、電力、力率は自動化端末が収集した電圧電流データを基に計算して得られます。
3. 遥控
遥控を通じて、調度は遠隔で現場のスイッチの開閉制御を行うことができ、また現場自動化端末の蓄電池を遠隔で活性化したり、自動化端末の遥控ソフトボタンを投入・退去することができます。
4. 遥調
遥控と似て、遥調も調度が現場装置に命令を出すことです。例えば、遠隔で現場端末の設定値を調査・修正したり、端末の他のパラメータを調査・修正したりします。一般的に、遥調は信頼性の要求が遥控ほど高くないため、遥調はほとんど返送校核を行いません。
調度が現場設備を正確かつ信頼性高く監視するためには、四遥転発表が鍵となります。現場は設備の実際の状況と専門的要求に基づいて転送点表を作成し、その転送点表を配電網自動化端末に設定します。同時に、主站は端末の点表設定と一致させる必要があり、特に点位がずれないように注意が必要です。